第2章: 接続とトンネル
概要: この章では、直接 TCP 接続、SSH トンネル、多段ジャンプホスト(踏み台)、HTTP トンネル(ファイアウォール回避)、および SSL/TLS クライアント認証の設定手順を解説します。
2.1 接続方式の概要
SQLOZ は、厳格なエンタープライズセキュリティ要件に対応するため、複数の接続トポロジーをネイティブでサポートしています。
- 直接 TCP/IP 接続: ローカル開発機や社内閉域網内のデータベースに直接接続。
- SSH トンネル(単一 / 多段ホップ): パブリックアクセスが遮断された VPC 内部のデータベースに、踏み台サーバー経由で安全に接続。
- HTTP-PHP トンネル: ポート 22 や 3306/5432 が完全に遮断され、HTTPS のみが許可されているホスティング環境向けの暗号化トンネル。
- ローカルファイル(SQLite): ローカルの
.sqlite/.dbファイルへの直接アクセス。
2.2 SSH トンネルの設定
VPC 内部のプライベートサブネットにあるデータベースには、SSH トンネル経由で接続します。
- 接続編集画面で SSH トンネル タブを開きます。
- SSH トンネルを有効化 にチェックを入れます。
- SSH ホスト・ポート・ユーザー名 を入力。
- 認証方式:
- パスワード認証
- 秘密鍵認証(推奨): OpenSSH 形式の
id_rsa/id_ed25519を指定。パスフレーズは macOS キーチェーンに安全に保存されます。
- ジャンプホスト(多段踏み台): 複数の Bastion サーバーを経由する必要がある場合は、追加のホップを設定可能。
2.3 HTTP-PHP トンネル
共有サーバーやポート制限の厳しい環境では、専用の PHP トンネルスクリプトをウェブサーバーに配置して通信します。
- 通信はエンドツーエンドで AES-256-GCM により暗号化されます。
- パブリック IP からの不正アクセスを防ぐため、共有シークレットキーによる署名検証が行われます。
2.4 SSL/TLS 接続設定
- CA 証明書 (CA Certificate): 信頼できる認証局のルート証明書を指定。
- クライアント証明書 & 秘密鍵: mTLS(相互 TLS 認証)を要求するデータベース環境に対応。
- SSL モード:
Require、Verify-CA、Verify-Fullを選択可能。